旧川上貞奴邸

Former Residence of Sadayakko Kawakami

登録有形文化財

旧川上貞奴邸
(現・文化のみち二葉館)

Former Residence of Sadayakko Kawakami
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名古屋市東区「文化のみち」にある「旧川上貞奴邸」は、日本の女優第一号といわれる川上貞奴と木曽川水系の水力発電で知られる福沢桃介が暮らす邸宅として、名古屋市東区東二葉町(現白壁三丁目)に1920年に建てられました。設計は、旧徳川慶久別荘や旧細川護立別荘、旧徳川圀順別荘などを行った「あめりか屋」によるもので、当時としては珍しく電気設備が整えられた和洋折衷の邸宅です。

1926年、桃介が東京に隠居。貞奴も徐々に東京に活動拠点を移しはじめ、1937年には敷地の分割処分を行います。これにより建物も分割され、東側の洋館部分は解体。西側の和館を大同電気製鋼所の川崎舎恒三常務取締役が購入し、1938年に増改築を行います。その後、1957年に大同特殊鋼に譲渡され、1996年まで大同特殊鋼「二葉荘」として利用されます。

2000年、名古屋市へ寄付譲渡が決定。市は建物の解体保管を行うと共に、関係者への聞き取りや文献調査を基にした復原計画を開始。2005年2月、名古屋市東区橦木町に現存部分の移築と創建当時の姿から失われた部分の推定復原を行い、「文化のみち二葉館」として開館、一般公開されています。

建築設計
あめりか屋
竣工年
1920年(大正9年)
用途
住宅施設
構造
木造+鉄筋コンクリート造 / 地上2階
延床面積
498.72㎡(主屋のみ)

見学インフォメーション

VISITOR INFORMATION
所在地
愛知県名古屋市東区橦木町3丁目23番地
公式サイト
電話
052-936-3836
開園時間
10:00-17:00
休日
月曜日(祝日の場合はその直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金
大人200円(20名以上の団体160円)、中学生以下無料、定期観覧券大人800円、文化のみち橦木館との共通観覧券大人320円。身体障害者手帳等をお持ちの方は無料、その他各種減免あり。
ガイドツアー
あり(定時)
館内カフェ
なし
観光スタンプ
なし
アクセス
地下鉄桜通線「高岳」下車、徒歩10分。
なごや観光ルートバス メーグル「文化のみち二葉館」下車すぐ。
市バス「飯田町」下車、徒歩2分。
市バス / 基幹バス2号「白壁」下車、徒歩5分。
駐車場
10台(300円/1回、30分以内は無料)

本記事は執筆時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。必ず各施設の最新情報をご確認ください。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、カフェ・公式スタンプ等、設備利用に制限が設けられる場合があります。

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